医療保険を見直す際、ポイントになるのが高額療養費制度の存在です。この制度を知っておくことで、「実は医療保険がなくてもある程度カバーできる」ことに気づく方も多いです。
この制度では、月収に応じて自己負担限度額が定められています。とはいえ「自分がどの区分かよくわからない…」という方も多いのではないでしょうか?
自己負担限度額は5つの所得区分に分かれています
高額療養費制度では、「ア」〜「オ」までの5つの区分で限度額が決まります。ざっくり言えば月収が高いほど限度額が上がります。
ただし、区分の境目(月収26万円前後など)の方は、どちらに該当するか判断がつきにくいことも。そんなときは、マイナポータルで自分の区分を簡単に確認できます!
マイナポータルで高額療養費の所得区分を確認する手順
スマホかパソコンがあれば、マイナンバーカードを使ってすぐに確認可能です。以下の手順で進めてみましょう。
手順 | 操作内容 | 説明 |
---|---|---|
1 | マイナポータルにログイン | https://myna.go.jp にアクセスして、ログインします。 |
2 | 「健康保険証」をタップ | トップページから「健康保険証」の項目を選択します。 |
3 | 「限度額適用認定証関連の情報」を開く | 該当メニューを選ぶと、保険証情報とともに「所得区分(ア〜オ)」が表示されます。 |
4 | 所得区分を確認 | 「区分ウ」「区分エ」など、あなたの限度額区分が明記されています。 |
※初回のみ、健康保険組合との連携設定が必要な場合があります。
自分の区分が分かれば、無駄な医療保険を見直すきっかけに
「もしもの医療費」に備える気持ちは大切ですが、実際には制度でかなりカバーされていることも。
たとえば、医療費が月に100万円かかっても、区分ウの方であれば自己負担は8万円台で済むこともあります。
過剰な民間医療保険に入っているかも?と思ったら、この制度と自己負担額を踏まえて見直してみてください。
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